テクノロジーの進化により、今やプログラミングの深い知識がなくても、誰もが自分だけのシステムやアプリを構築できる時代になりました。
前回、私たちは「アイデアがあればアプリは簡単に作れる時代へ! 」という記事で、Googleスプレッドシートをデータベース代わりに使い、AIの力を借りて実用的な備品管理システムをあっという間に作成する方法をご紹介しました。
非常に手軽で便利なシステムですが、運用していく中で「もう少し表示や動作のレスポンスを早くしたい」「データ量が増えたときにもサクサク動かしたい」と感じることもあるかもしれません。
そこで今回は、さらに一歩進んだシステムへのアップデートします! 「レンタルサーバーにデータベース(DB)を設置し、それと連携した高速な備品管理システムへ進化させる」という内容です。
「レンタルサーバー?データベース?なんだか急に難しそう……」と思った方もご安心ください。これもAI(Gemini)をフル活用すれば、驚くほど簡単にできてしまうのです。
なぜレンタルサーバーとデータベース(DB)を使うのか?
前回のGoogleスプレッドシート連携は、手軽にデータを管理できる点が最大のメリットでした。しかし、インターネットを介してスプレッドシートのデータを読み書きするため、どうしても表示までにわずかなタイムラグ(レスポンスの遅れ)が発生することがあります。
日常的に使う社内システムやアプリにおいて、「ボタンを押してから一瞬待たされる」というストレスは、積もり積もって業務効率の低下につながります。
この問題を解決するのが、Webサイトの運営などでおなじみの「レンタルサーバー」と、データを高速に処理できる「リレーショナルデータベース(MySQLなど)」の組み合わせです。 レンタルサーバー上にデータを保持し、アプリと直接通信させることで、表示のレスポンスを圧倒的に早くすることができます。
難しいレンタルサーバー側の設定も、Geminiに聞けば一瞬!
「レンタルサーバーの契約はしていても、データベースの設定なんてやったことがない」 「セキュリティや接続の設定はどうすればいいの?」
こうした技術的なハードルは、すべてAIであるGeminiに丸投げしてしまいましょう。
例えば、Geminiに以下のように質問(プロンプト)を投げかけます。
「レンタルサーバー(例:エックスサーバー、さくらのレンタルサーバなど)で、新しくMySQLデータベースを作成して、外部のアプリから接続できるようにするための手順をステップバイステップで教えてください」
するとGeminiは、コントロールパネルのどこをクリックし、どこの数値を控えればよいかを分かりやすく教えてくれます。
AIを使えば、システムの仕様変更も思いのまま
無事にデータベースが設置できたら、次はアプリ(システム)側のコードをアップデートします。これも前回のプログラムをGeminiに見せながら、
「この前作ったスプレッドシート連携の備品管理システムを、今回作ったレンタルサーバーのMySQLデータベースと連携するように書き換えてください」
と依頼するだけです。接続情報(ホスト名、ユーザー名、パスワードなど)を書き換えた新しいコードが生成され、これを適用するだけで、驚くほどサクサク動く「高速版・備品管理システム」が完成します。
従来のシステム開発であれば、こうした変更にはエンジニアへの依頼や、多大な修正コストと時間が必要でした。しかし、AIを使った開発なら、仕様変更も言葉で伝えるだけで完了します。 「〜という機能を追加したいので、データベースの変更点とアプリの修正コードを教えて」とGeminiに頼めば、即座に対応策を提示してくれます。
今回、改良した備品管理のアプリはこちらです。前回作成の備品管理のアプリと比べるとデータ登録や検索した後の表示などのレスポンスが早くなっています。
まとめ:今すぐAIと一緒に一歩先へ進もう
「レンタルサーバーでアプリを作る」「データベースを構築する」というのは、少し前までは専門のエンジニアにしかできない領域でした。しかし今や、GeminiなどのAI を相棒にすることで、非エンジニアであっても簡単かつ短時間で実現できる時代です。
レスポンスが早く、カスタマイズも自由自在な自社専用アプリ。 ぜひ皆さんも、レンタルサーバーとAIを組み合わせて、ビジネスをより効率化するシステム作りに挑戦してみてください!
デジタルパスでは、これからも「誰でもできるデジタル活用」のノウハウを発信していきます。次回の実践編もお楽しみに!

